昨日、自由大学「
地域とつながる仕事」の第三回セッションに参加した。
参加者の皆さんは熱い思いを持っているので、すごく刺激になるし、色々な気づきがある楽しい場だ。
その中で、参加者の一人が「サードプレイス」に関するプレゼンをしてくれた。
彼女の熱い想いと共に、「サードプレイス」というものを考える良いキッカケになった。
そもそも「サードプレイス」とは、家庭や職場・学校に次ぐ第三の場所。
そして、なぜサードプレイスが必要かというと、人間の根源的な欲求を満たすものがそこにあるからだと思う。
根源的な欲求とは、「社会(人やコミュニティなど)に受け入れられ、認められたいという願望」。
これが家庭や職場などで十分に満たされていれば良いし、満たされていてももっと満たされたいのかもしれない。
でも、家庭も職場もどちらにも居場所を見出せない人もいる。
そんな現代人がサードプレイスを心のオアシスとして求めるのかもしれない。
誰か他人から自分の存在を承認される、肯定される、ということは人にとってとっても大事なこと。
もしそれが全くなければ、孤独で自分の存在意義が見出せず、人生の意義も見出せないのではないだろうか。
本来は、職場や家庭で自分の存在価値を見出していくべきだが、実際はそこでうまく見出せない人も多い。
サードプレイスとして、考えられるものを幾つか挙げてみると、趣味のサークル、友達同士の集まり、ご近所の集まり、習い事、行きつけの飲食店などか。
メイド喫茶や、男性ならスナックなどもサードプレイスといえるかもしれない。
ここで、何が満たされればサードプレイスとして成立するのか、自分が新たなサードプレイスを探すと仮定して考えてみた。
1.コアとなる価値観
そのコミュニティがどんなコアとなる価値観を持った場なのか、そこに自分が入ることができそうか。
全く違う価値観の場、共通点を見出せない人たちの中など、場違いな場にいることほど居心地の悪いことはない。
2.人
その場のリーダーをはじめ、メンバーが新しいメンバーを受け入れる姿勢がある。
よそ者や初対面の人でも温かく迎えてくれる体制が整っている。
3.場所
もしかしたら、リアルでもバーチャルでもいいのかもしれないが、そこに参加しやすい環境が整っていること。
ここで一番大事なのは、その場のリーダーや主要メンバーが参加者を承認することだと思う。
「あなたはここにいていいんだよ。ここはあなたの居場所だよ。」
というメッセージを発すること。
これにより、参加者は本当の意味でその場を「サードプレイス」として認識するのではないだろうか。
と、ここでふと気づいた。
これは何も「サードプレイス」に関わらず、全てのコミュニティに同じことが言えそうだ。
家庭でも職場でも同じ。
親が子供の価値や存在自体を承認してあげること。
上司が部下を信頼し承認すること。
全て同じことだ。
自分もそういう温かい場を作って行きたいものだなぁ。